2016年7月9日土曜日

仮換地指定、全域でほぼ承認 
高田地区で審議会

 陸前高田市の高田地区被災市街地復興土地区画整理審議会(会長・南正昭岩手大地域防災研究センター長)は4日、同市竹駒町の都市再生機構陸前高田復興支援事務所で開かれた。仮換地指定がほぼ原案通り承認され、同地区の被災者の移転先が決まった。
 全委員19人が出席し、一部非公開で開かれた。市によると、現時点で約3%の地権者から同意を得られていないが、かさ上げ部住宅地や工業、平地部エリアなどの全域の仮換地指定がほぼ承認された。地権者の実数はおよそ850人組。
 同地区の区画整理は約186ヘクタール。高台2はすでに住宅建築が始まり、残る高台3~7は2018年度までに順次着工可能となる。かさ上げ部は住宅早期再建エリアが本年度内に建築着工可能となっている。
 市の熊谷正文復興局長は「一日でも早く引き渡すため、かさ上げ地と高台の造成を整備スケジュール通りに進める。3%の地権者の方にも説明してご同意いただけるよう努めたい」としている。

岩手日報 2016年7月5日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?hi=20160705_1


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